最近、話題になってるハラスメント。
実際、調べてみたら、ハラスメントには35種類ものハラスメントがあるんですって。知ってました?わたしは知りませんでした。
最近、財務省事務次官が複数の女性記者に対して、性的発言をして、不快な思いをさせたことがメディアで大きく取り上げられています。セクシュアル・ハラスメント、セクハラとは、性的ないやがらせで、相手を不快にさせる言動や行動のことです
今回問題となっているのは、「被害者、出て来い」というセカハラ、セカンドハラスメントです。セクハラを受けた被害者が、「わたし、セクハラにあいました」と訴えたことで、逆に会社などから圧力を受けたり、仕事がもらえなくなったりする、二次的な被害を受ける、そういう可能性がある、ということなのですね。
わたしも経験ありますが、
「それは、あなたの被害妄想じゃないの?そんなことないわよ」とか「本当はあなたが誘ったんじゃないの」「それくらいは普通にあることだから、我慢しなさいよ」と本人は被害にあっているのに、周りから、かばってもらうどころか、更なる嫌がらせの追い討ちを受ける、訴えると仕事がもらえなくなる、セクハラ行為による腹立たしさを更に増幅させるのが、セカンドハラスメント、セカハラなのです。
ジェンハラ、ジェンダーハラスメント。
男らしさ、女らしさを強要するいやがらせのことです。広い意味でセクハラなんですが、一般的な男らしさ、女らしさの物差しから外れた行動を非難することで、被害者をいじめることなのです。「男のくせに、なよなよしている」とか「女のくせに○○だな」といった、性別に関する偏った見方が原因となって引き起こすハラスメントのことです。心の性と身体の性が異なる人たちや同性愛者に対するいやがらせも含まれます。
最近では、ジェンハラをSOGIハラなどと、LGBTの業界の人たちは言っていますが、個人的には、そんな横文字をつかって、よけいにわかりにくくするよりは、ジェンダーハラスメントと言ったほうが、まだ、わかりやすいのではないか、と思ったりはします。
テクハラ、テクスチュアルハラスメント。「これ、書いたの、絶対、男だよ~、女なわけないって!!」「女なのに、こんな文章が書けるわけがない」と文章上の性的ないやがらせを指します。ふつうは、女性に対する性的ないやがらせで、広い意味で、セクハラです。
セクハラ関連でも、このほかにスクールセクハラもあります。
そのほかにも、「もういい年なのに云々・・・」と言った中高年の人たちに年齢に関していやがらせ、テレビCMの「この人何歳に見えますか?」というのも、厳密にいうと、エイジハラスメント「もう年なんですから、無理しないでください」「ニューハーフのモデルは25歳まで」などと年齢を制限して求人を行なったりすることはエイジハラスメント。
「○○さん、どうしてこんなこともひとりでできないんですか」というのは、
シルハラ、シルバーハラスメント。 主に介護をうけている高齢者に対する差別やいやがらせだそうです。
いやはや、数え上げれば、切がありません。このように調べてみると、わたしたち一人ひとりが、毎日、どこかで、だれかに、気が付かないうちに、さまざまなハラスメント行為をしたりされているんですよね。
ようするに、人はお互い、迷惑を掛け合って生きているのかもしれません。迷惑をかけたりかけながら、お互い様の社会だったのが、それが、いつの間にか、そんなことを言ったら、こんなことをしたら、これこれだぞ、というふうになって、社会はギスギスしたものになってしまったんじゃないか、と思います。
なにごとも、過ぎたるは、及ばざるがごとしで、足りないものは足りないように、物足りないままに、しておくことが肝要です。バランスが大事ということです。
そして、自分がされたくないこと、言われたくないことは、しない、言わない、ということでしょう。
そして、なにか、相手に不快な思いをさせたら、素直に
「ごめんなさい」と言うこと。
わたしは偉いんだ、女なんかに頭を下げられるか、ではなく、
「ごめんなさい」と素直にどんな人にも言える人は素敵に見えます。
だけど、今後もハラスメントの種類はますます増えていくのでしょうね。
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